柑橘類の歴史 〜ゆず〜


photo/Kazuyoshi Furuichi
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柑橘類の原産は、田中長三郎氏によれば、インド東部です。ヒマラヤアッサム地方で多数原生しています。一般的なものあげるとライム・シトロン・レモン・ミカン・ポンカン等です。インドのほかの国ではインドネシア・フィリピン・太平洋諸・ニューギニア・ニューカレエドニア・タヒチ・フィジー島に原生し、隣中国ではイーチャンレモン・イーチャンパペダ、唐金柑、カラタチなどが原生しています。横山光輝の島三国志では、曹操が温州ミカンを食べるシーンがあります。わが国に初めて柑橘を導入したのはおよそ1900年前、景行天皇の代に中国に派遣されていた田道間守という人物により柑橘類(ダイダイおよびタチバナ)を導入されたとあります。このことが古事記・日本書紀中に橘の話しとして書かれています。
わが国に栽培されているゆずでは「特産品シリーズのユズ」音井格氏のなかでとりあげられているので一部引用させていただくと、「中国の揚子江上流の四川・湖北・雲南・甘粛各省からチベットにかけて野生しており、古くは柚と称していた」ことが、興草本紙に記載されています。
紀元前2世紀にはすでに栽培されていたようです。



ゆずの種類

ゆずの種類は、分類上10種類以上もあります。その中でも主に柚子と花柚子が有名です。 ゆずの呼び方も地方によっていろいろあります。ゆず・ゆー・ゆのす・いず・ほんゆなどと呼ばれています。 耐寒力が強いが暑さに弱く温帯地方に適しています。又、病虫害の被害は比較的すくないのです。葉は中くらいで、 果実は球形で平均110g内外、果皮は鮮黄色でむきやすく果面は非常に荒いです。室数は10前後で果心は大きく、 さじょうが充実しています。果汁は多汁で酸味がはなはだ強く生食できないが非常に良い香りがあり料理用に供されます。 花油は耐寒力は柚子より少し劣っています。葉はやや小型で波状であります。果実は50g内外で、果皮は短黄色で厚く、 香りは柚子に似ています。果面は粗野で果皮は短黄色で厚く、香りは柚子に似ています。果頂部には凹がある。 室数は9前後、果肉は柔軟で多汁、酸味が強いため柚子と同じように料理用に供されます。 秋には着色するが翌年まで樹上におくことができます。花柚と称するのは、花が純白で香りが高く料理用に供されるからです。